吉野川筏唄

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写真撮影場所:奈良県五條市、吉野郡吉野町、吉野郡川上村
写真撮影日 :2017/3/16、2019/9/17
唄収録日  :2020/4/18、5/6
唄記述日  :2020/4/29、5/7
訪問記述日 :2020/4/29


*歌詞*

「わたしゃ吉野のヨー アー川上育ち
 色も香もよい 吉野杉

 筏乗りさんヨー 袂が濡れるよ ホー
 赤い襷でヨー アノ締めなされよ ホー」

 

「ハー 吉野川にはヨー 筏を流す
 流す筏に 上る鮎 ホーイ ホーイ」(※1)

 

*記述*
 
 奈良県の吉野川流域における筏流しの作業唄です。川上村周辺の筏師が良質の杉(吉野杉)を運ぶため、筏を組み、その筏を操り吉野川を下り、和歌山方面へ運び出していました。
 唄は日本民謡大観(下記参照リンクで「筏唄」の名称です)を参考にしています、が、私の唄はへっぽこなので原曲を聴かれることを強くお勧めします。この一番と二番もそうですがそれぞれの節で音程が違い自由間で難しいのに、この唄い手の方は、ユリを多用して伸びやかに唄われておられます。(ちなみにプロの方が唄われているのとは全然旋律が違うのですが(※1)、幾つか違う唄い方があったのかなと思います)
 歌詞は、よく本に掲載されているものと少し違います。

 

(※1)2020/5/7追記
 プロが唄われている方の唄を動画で追加しました。唄は習ったものと、2010年にキングレコードが出した民謡ベスト(下)の土井皓一朗氏の唄を参考にしています。


*訪問記述*

 2017年3月16日は大和二見駅に11時18分頃到着。天気は曇り。

 ご飯は大和本陣で頂こうと考えていて、駅に着いたときは開店前だったのでゆっくり行ったら既にお客様が並んでおられました……。恐るべき人気。開店後しばらくしてカウンター席に通されたので、花籠膳を注文。値段お手頃で華やかな見た目良しと一気に平らげました。ご馳走様でした。
 
 そこから新町通りへ。この辺りは交通の要所として栄え、杉のような物資の輸送ルートでした。時間があったので、ゆっくり船着き場等の写真を撮りつつ、まちなみ伝承館に寄り、まちや館でお土産の柿もなかを買い、一ツ橋餅店でお餅を買うという観光ポイントを押さえています。

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五新鉄道跡が格好良いです

 

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新町を作った松倉重政氏の碑

 最終的に吉野川周辺で写真を撮り、柿の葉ずしヤマト五條店に立ち寄ったりしつつも、15時3分頃五条駅を出発しました。

 

 2019年9月17日は大和上市駅に12時21分頃到着。天気は晴れ後曇り。

 ご飯は喫茶グランドで頂こうと考えていて、行ってみると周辺の工場勤務と思しき方がお客様でいらっしゃいました。立地的にそういうお客様が多いのかなと考えると、変な来訪者ですみません。日替わり定食はかき揚げやかぼちゃの天ぷらが入ってボリュームたっぷりでした。ご馳走様でした。
 この辺りは吉野杉の貯木場があり、それを囲むようにして加工工場があります。働いている方のお邪魔にならないよう写真は目立たないところで素早く撮っていました。吉野木材協同組合連合会、材木神社、子守神社、大守神社を回って、吉野神宮駅から吉野大橋までぷらぷら歩いて、大和上市駅に戻ります。

 14時25分頃、大和上市駅から川上村コミュニティバスのやまぶきバスで川上村役場へ。吉野かわかみ社中や、おおたき龍神湖の写真を撮ってから、丹生川上神社上社まで登ってきました。川上村の村内バスの最終便で帰ろうと思っていたため、足早に道の駅「杉の湯川上」まで戻り、お土産を購入してから16時33分頃、バスに乗り帰宅しました。


*参照*

『日本民謡大事典』 1983 浅野健二 雄山閣出版

Various Artistsの「日本民謡大観 近畿篇 6」をApple Musicで

五條新町ルート|ますます訪ねたくなる奈良

吉野貯木 木のまちの暮らし

※この唄は『日本民謡事典』には掲載されておりません。