写真撮影場所:滋賀県大津市
写真撮影日 :2017/5/11、2018/10/10、2019/9/2
唄収録日 :2019/9/21
唄記述日 :2019/11/30
訪問記述日 :2019/11/30
*歌詞*
「げほうの 梯子剃り
雷太鼓で 釣瓶とる
お若衆は 鷹を持つ
塗笠お女郎(やま)が かたげた藤の花
座頭のふんどしを 犬がワンワンつきゃ
びっくり仰天し 腹立ち杖をばふり上げる
荒気の鬼もほっきして 鉦しゅもく
瓢箪なまずを しっかとおさえます
奴さんの尻ふり行列
向う八巻釣鐘弁慶
矢の根五郎」
*記述*
江戸時代に土産物として有名になった民芸絵の「大津絵」を題材に、数々の唄が作られました。これはその原曲とされている唄で、大津絵十種(リンク参照)と呼ばれる絵の題材を読んだものです。元は大津の柴屋町の遊女が唄ったのが始めとされていますが、はっきりしたことは定かではありません。
民謡というよりはお座敷の小唄でして、三味線の節と唄の節が違います。三味線弾きと唄い手が別のためか、参照した日本民謡大観の唄はゆっくりしていますが、唄だけだと間延びするため(そして私の息が続かないため)少し早めに唄っています。
こきりこは三味線の節しかないところ(唄だけだと無音になるところ)に三味線の音の数だけ鳴らしています。また、同じ唄でも歌詞の違いがあります。
*訪問記述*
2017年5月11日はJR大津京駅に10時50分頃到着。天気は晴れのち曇り。
この時は、大津絵美術館へ大津絵の実物を観に行きました。何かの撮影に来たわけではなかったのですが、ちょうど大津市役所の前を通った時に、大津絵の石碑があったので、写真を撮っておきました。
後は、開運そばを食べたり大津市歴史博物館に寄ったりして、ゆっくり過ごし、15時30分頃JR大津京駅を出発しました。
美味しゅうございました
2018年10月10日は、京阪追分駅に9時50分頃到着。天気は曇りのち雨。
大津絵が書かれ売られていたのが追分から大谷辺りまでとのことでしたので、雨を心配しつつ実際に歩いてみました。国道1号線まで出てしまうと、名神を横にした東海道は交通量が多く昔を想像しづらいものです……。
大谷で鰻を食べるかは(価格的に)悩んでいたのですが、到着したのが11時前で店が開いておらず、天気がまだ持ちそうだったので、関蝉丸神社上社と下社を踏破してからJR大津駅に到着。「THE CALENDAR」で日替わりランチを食べ舌鼓を打った後、駅ホームに出たら雨が降り出したので、運が良かったなあと思いつつ12時40分頃出発しました。
親切
上社でちょうど団体様と行き会う
下社は「神社に入りたくば踏切を渡れ」状態
2019年9月2日は、JR大津駅に14時頃到着。天気は曇り時々雨。
収録が何とかなりそうなので、唄の概要について復習していたところ、柴屋町の地名が浮上してきて、気になるから行っておくかと気軽にお出かけしました。実はあまりに気軽過ぎて、傘を忘れる事態。
駅前のスターバックスで腹ごなししてから遊郭跡とされているところに向かい、ちょうど写真を撮っている最中に雨が降り出しまして、最寄りの民家の軒先で雨宿り。空の感じから狐の嫁入りだったのですが、意外と雨の勢いが強くて、運が悪かったなあと思いつつ、小雨になるまで大人しくしていました。
その後も、降ったり止んだりを繰り返しましたが、大津絵の店に着く頃には止みました。中で買い物をしてから長等神社をお参りし、折角だからと大津絵曳山展示館に寄ろうとしたら、ちょうど月曜定休でがっくり。JR大津駅から16時30分頃出発しました。
*参照*