福知山音頭

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写真撮影場所:京都府福知山市
写真撮影日 :2018/10/25
唄収録日  :2019/6/8
唄記述日  :2019/6/27
訪問記述日 :2019/6/27


*歌詞*

「福知山出て 長田野越えて
 (チョイチョイ)
 駒を早めて 亀山へ
 (ドッコイセ ドッコイセ
  チョイ チョイノ チョイノ
  チョイノ チョイ 
  トコ ドッコイ ドッコイ
  ドッコイセ)

 三五十五夜 音無瀬橋に
 月がないたかほととぎす」


*記述*
 
 京都府福知山市の盆踊り唄です。唄の由来は、幕末に洋式の調練場が福知山城で落成され、その祝賀会の折に、古くからある三下がりの盆踊唄が二上がり調子に変えられて披露されたという説が有力です。
 もともと福知山は戦国時代に明智光秀氏の城下町として栄えました。世の評価と違い、氏が敬愛されていると思しき歌詞もあります。

 唄は知らなかったので日本民謡大観を参考にしました。個人的な感想ですが、お囃子の「チョイチョイ」が一番難しいです。(私では犬の鳴き声のようになってしまいます……)
 参考リンクにある通り歌詞は山のようにあります。二番目の歌詞は好みで選びました。


*訪問記述*

 11時42分頃にJR福知山駅へ到着。天気は晴れ。

 実は当ブログ開始以来初めて、乗る予定の特急電車に遅れてしまいました……。
 駅で一時間待ちとなり現地の昼休憩の時間が無くなったため、待っている間に幕の内弁当を購入して車内で食べる羽目に。とほほ。

 福知山駅に到着したら早速、駅周辺にある石碑や踊っている人の銅像、ついでにSL機関車を撮影します。
 そして福知山城方面へ。途中建物の間からちらちら見え隠れしていたお城ですが、福知山市役所手前から全体が見えるようになりました。
 もう少しはっきりしたお城を撮りたくてうろうろしていると、市役所の裏手に坂道を発見。上っていくと福知山城側にテニスコートがあり、かつ誰もコートを利用していなかったので、これ幸いとぎりぎりまで寄ってお城を撮影しました。(後で調べると、ここは伯耆丸公園と言って、昔は福知山城の敷地の一部だったようです)

 そのまま直進して坂を下り、福知山城の入口まで直接歩こうとしましたが、方向を間違えて福知山市役所の横に再度登場。あらら。
 気を取り直してお城通りを東に進みます。福知山市丹波生活衣館の前で写真を撮りますが、入るのは後で後でと通り過ぎ。

 福知山城の入口の坂道を登り、転用石や風景、銅門番所の写真を撮りつつ進みます。天守閣復元鯱瓦、豊磐井の井、朝暉神社の写真を撮ってから福知山郷土資料館(復元天守閣)に入場。

 

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実は八上城(篠山城ができた後に廃城になった城)は
明智光秀が落としているのです


 郷土資料館内部は撮影禁止のため写真はありません。私が伺った時には丁度担当の方が掃除機を掛けておられました。
 四階では福知山の街並みを一望できます。当初は動画に使おうと結構な枚数を撮りましたが、最終的に使っておりません。皆様行ってのお楽しみということで。

 福知山城周辺をもう一度ぐるっと回ってから、丹波生活衣館へ。こちらは無料で展示室を観ることができます。
 ちょうど「絵絣-藍と白の世界-」の展示をされていたのですが、着物や布団等、非常に美しくて見入ってしまいました。あまり布物に関心のない私でさえこの有様ですので、福知山を訪ねられる方には是非おすすめしたい施設です。(尚、機織り体験も可能だったそうですが、職員さんが模様替えか何かで忙しそうだったのと、私に時間がなかったのと、一人でやっても悲しすぎるのとで止めました)
 
 丹波生活衣館出て前の城下通りを北進し、音無瀬橋へ。車の往来が思ったより激しく、写真を撮るタイミングが難しいなあと感じながらシャッターを切っていました。(後から調べると、近くに明智藪があったのですね。写真を撮ってくればよかったです)

 水天宮社・稲荷神社を撮ってから、下柳町の家々を眺めつつ福知山市治水記念館へ。ここは古い町屋を改修して作ってあり、呉服屋で当時使っていたものも展示されてあります。こちらも丹波生活衣館同様入場無料で、かつ建物内の説明を頂けます。
 この施設のメインのお話は由良川の水害についてなのですが、案内して下さる方から他に色々面白いことを教えて頂きました。その一つが、近くの御霊神社内に日本で唯一とされる「堤防神社」があることです。
 それは写真に撮らねばなるまいと、お礼を述べてから広小路通りに戻り、途中の榎木神社をカメラに収めつつ、御霊神社へ。

 

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これが噂の堤防神社(逆光写真ですみません)


 もともと御霊神社は広小路通り周辺にあったのですが、大正時代に遷座して現在の位置にあります。榎木神社は御霊神社の御神木である大榎があった場所だそうで、現在御霊神社にある大榎は二代目とのこと。
 境内で写真を撮っている間にも、お参りに来られた方がいらっしゃいまして、お邪魔にならないようさくさく退散しました。

 さて、後は駅に向かうだけだったのですが、今回はお昼ご飯も頂いていないし何か現地で購入しようと思って、ふらっと入ったのが夜久花月堂さん。
国内産小麦の踊せんべいがメインとのことですが、それだけでは物足りない気がしたため、せんべいの詰め合わせを頂きました。試食をがっつり頂きまして申し訳ない……。

 そこからJR福知山駅へ戻り、15時45分頃の電車で帰宅しました。


*参照*

『日本民謡辞典』 1972 仲井幸二郎・丸山忍・三隅治雄 東京堂出版

日本民謡大観 近畿篇 3 by Various Artists on Apple Music

福知山音頭

御霊神社