唄収録日 :2016/12/29
唄記述日 :2016/12/29
*歌詞*
「お江戸日本橋 七つ立ち 初のぼり
行列そろえて アレワイサノサ
コチャ 高輪夜明けて提灯消す
コチャエ コチャエ
互いに手を取り急ぐ旅 心関
坂の下から見あぐれば
土山つつじで日を暮す」
*記述*
民謡の中に入っていることもありますが、多くは江戸端唄に分類されます。
元は「こちゃえ節」という流行唄で、それに東海道五十三次の名所を読み込んで作られました。江戸と京都の往復路を、洒脱に掛詞を多用し上手く表現する道中唄です。上り十八番と下り十八番の歌詞があり、内容は男女の色恋に関連したものが多く卑猥なものもあります。
唄をよく知らなかったので、市丸氏のものを参考にしました。二番の歌詞は大人しいものにしています。
*参照*
『日本民謡辞典』 1972 仲井幸二郎・丸山忍・三隅治雄 東京堂出版
*試聴(広告)*
この唄は楽器演奏向きなのでしょうか、唄われている方が少ないです。そんな中の蝶々夫人、速いテンポで唄っておられます。