初瀬追分

youtu.be

写真撮影場所:奈良県桜井市初瀬、慈恩寺
写真撮影日 :2016/11/22
唄収録日  :2017/12/25
唄記述日  :2017/12/31
訪問記述日 :2017/12/31


*歌詞*

「いやな追分 形の茶屋でヨ
 (ハ キタコラコラショ)
 泣いて別れた こともある
 (ハ キタコラコラショ)

 初瀬の追分 東はお伊勢ヨ
 (ハ キタコラコラショ)
 西は浪速で 北は奈良

 (ハ 桃山通ればうぐいすが)
 (梅の小枝で昼寝して)
 花の盛りを 夢に見た」


*記述*
 
 奈良県慈恩寺の「追分節」です。
 そもそも「追分」とは街道の分岐点のことを指し、「追分節」の「追分」は、元々長野県の追分宿という旧宿場町のことを指しました。この追分宿付近で唄われていた馬子唄に三味線の節が付けられ「馬方三下がり」となり、これが全国で流行したのです。
 西国三十三所の観音霊場でもある真言宗豊山派総本山長谷寺には、学僧が各地から集いました。彼らが自分の故郷の民謡と「馬方三下がり」を混ぜ合わせて、この慈恩寺の「追分節」を作ったと伝えられています。

 一番の詞は通常、二番と同じ「初瀬の追分」で始まると手元の本には記載されているのですが、日本民謡大観の唄では「いやな追分」で唄われているので、それに合わせました。この「いやな追分」は「いやな追分身の毛もよだつ 身の毛どころか髪の毛も」という長野県追分宿の「追分節」からきているものと思われます。
 また、最後のお囃子「ハ 桃山通れば」以降は、日本民謡大観では一番と二番の間でも唄われています。「花の盛りを」は「花の咲くよな」と唄われることがあるようです。


*訪問記述*

 9時29分に近鉄長谷寺駅に到着しました。天気は曇り後晴れ。
 長谷寺までの行き先は、看板が出ているのと観光客がちらほら歩いているので非常に分かりやすかったです。

 早々に長谷寺の入口に到着。実は仁王門が工事中でして、写真は撮ったもののお蔵入り。

f:id:Nanashinogo:20171231152738j:plain

奥が悲しい

 入山料を払い、他の観光客と共に登廓を上っていきますが、 曇っているし陰っているし靄は出ているしで光度が足りず撮る写真のほとんどがブレブレ。この手の失敗は何回目でしょうか。一応、紅葉を狙って行ったので、多少は色のある写真になったと信じたいですが。
 上り切って本堂へ。周辺の山々の写真を撮影。(時間と拝観料を惜しんでスルーしてしまいましたが、ちょうど本尊の十一面観世音菩薩立像を間近で拝観できるイベントをやっていました)

 それからは、どうせなら境内全部回ってみようと、開山堂、大黒堂、道順に従って進み、奥の院、本坊、宗宝蔵、六角堂、もう一回本堂に戻って、三社権現、日限地蔵尊と回り、後は道順に従って下山しました。離れにあった素盞雄神社だけは時間の都合と疲れで参れず残念。写真は撮り続けたのですが、建物の写真ばかりだと、(カメラマンの腕が未熟なため)どれも似たりよったりになってしまい使えないのも残念。
 
 長谷寺を出て、お昼ご飯は「長谷路」で食べました。入店するとすぐお庭があり、それを囲む形で建物が建っていたのですが、どの方向に行けばいいか分からず、とりあえず左に出て通りすがりの方に聞いたら、実はお庭を真っ直ぐに進めばよかったとのこと。

f:id:Nanashinogo:20171231152753j:plain

正解は真っ直ぐ

 私が食べている最中に来店された方もお庭で迷っておられました……。

 にゅうめんを頼もうかと思ったのですが、お腹が空いていたので柿の葉寿司付きの鴨なんそばセットを注文。一瞬で消えました。御馳走様でした。

 外に出ても電車の待ち時間があったので、ぶらぶら名所旧跡を眺めつつ進み、長谷山口坐神社を訪問。階段を上って写真を撮るとまたもブレがひどいことになりましたので、なかったことにしました。

 ぶらぶらし過ぎて乗り遅れたら大変と長谷寺駅へ舞い戻り。12時58分発の電車に乗り、隣の大和朝倉駅へ。
 まずは追分へ。普通の民家を撮るのは本当に恐縮でして、人が通るとカメラをすぐに引っ込めていました。別段怪しいことをしている訳ではない筈ですが、存在が怪しいと言われると申し開きもございません。

 そこから逃げるように北へ向かいました。玉列(たまつら)神社の隣に阿弥陀堂があるのですが、以前はそこに地名の由来である慈恩寺があったということです。田んぼや花を撮りつつのんびり向かいました。近くに人がいないと強気です。

 玉列神社を参り、ついでにその奥の赤井谷不動堂を撮りに行こうとしたら、参道の真ん中にイタチの様な獣がいまして、すぐ逃げて行ってしまいました。山に近いとはいえ真昼間に居るとは予想していませんでした。驚かせてしまって申し訳ないです。

 最後に阿弥陀堂と敷地内の大きなケヤキの写真を撮って駅に向かい、大和朝倉駅14時2分の電車に乗って帰りました。


*参照*

追分節(オイワケブシ)とは - コトバンク

Various Artists「日本民謡大観 近畿篇 6」をiTunesで