草津節

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唄収録日  :2017/2/19
唄記述日  :2017/2/21


*歌詞*

「草津よいとこ 一度はおいで
 ドッコイショ
 お湯の中にも コリャ 花が咲くよ
 チョイナチョイナ

 お医者様でも 草津の湯でも
 惚れた病は 治りゃせぬよ」


*記述*

 群馬県吾妻郡草津町の草津温泉の唄です。ここの源泉は平均摂氏60度前後と非常に温度が高いため、入浴する本人が湯もみし(幅1尺(30cmぐらい)で長さ6尺(2mぐらい)の板で湯を混ぜ)て3分だけ浸かるという「時間湯」という入浴方法が採られています。その湯もみの時に唄われるものです。
 鎌倉時代ごろから多くの湯治客で賑わっていたため、湯もみの時には各地の唄が好き勝手に唄われてきたようですが、その内この「草津節」(現地では「湯もみ唄」と呼ばれるそうです)ができてきました。元唄は茨城県の漁師唄「げんたか節」という説が有力です。歌詞の一部は詩人の平井晩村氏が作ったとされています。


*参照*

『日本民謡大事典』 1983 浅野健二 雄山閣

げんたか節 | 動画で見るニッポンみちしる~新日本風土記アーカイブス~


*試聴(広告)*
 この方は主に男声合唱の指揮者をされていたそうです。「ドッコイショ」の言い方が可愛いです。