高知町づくし(高知松ヶ鼻)

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唄収録日  :2015/9/10
唄記述日  :2015/9/14

 

*歌詞*

「高知の松ヶ鼻 番所を西へ行く
 濃人町 菜園場 新堀 魚の棚 紺屋町
 種崎町 うちこして 京町行くとはや
 会所が建っている
 程なく 使者屋を うちこして 堺町
 本町 八丁とうします そこらで 升形
 本丁つきぬけ 観音堂
 
 旭の螢橋 伊野から西へ行く
 くさか駅 西佐川 斗賀野に 須崎の きんと湾
 新庄川 うち渡り 久礼坂越すとはや
 窪川 岩本寺
 入野の 松原 はやすぎて 四万十川
 中村 宿毛に片島や そこらで 小筑紫
 土佐の東西 一またぎ」


*記述*

「高知町づくし」というその名前の通り、高知の町の名前が並んでいます。歌詞に書いてある通りに唄いましたが、個々に固有名詞を調べたわけではなく、高知の町名に詳しいわけでもないので、読みに誤りがあるかもしれません。

 

 元は「高知町廻り唄」という花街で大流行した唄が、子どものてまり唄になり、「高知町づくし」という名前になった模様。(親が子どもに地元の町名を覚えさせるため町の名前を並べたわらべ歌を教え込むというのは、全国各地に見られたことだそうです)

 

「高知松ヶ鼻」というのは、『俚謡集拾遺』という大正四年発行の歌詞集に掲載された時の名称です。「俚謡」とは田舎の音楽の事。民謡を表す一つの名前です。この前年、『俚謡集』というのを文部省が主導になって刊行しており、ここから選に漏れたものが『俚謡集拾遺』に掲載されているのですが、この当時の民謡の保存の気運が窺えます。

 

*参照*

日本民謡大事典』 1983 浅野健二 雄山閣

材木町・紺屋町 | 大学教員からのMessage - 楽天ブログ


※この唄は『日本民謡事典』には掲載されておりません。