写真撮影場所:富山県南砺市
写真撮影日 :2014/10/7-8
唄収録日 :2015/6/11
唄記述日 :2015/6/21
*歌詞*
「こきりこの 竹は七寸五分じゃ
長いは袖の かなかいじゃ
窓のサンサは デデレコデン
はれのサンサも デデレコデン
向かいの山に 鳴くひよどりは
鳴いては下がり 鳴いては上がり
朝草刈りの 眼をばさます
朝草刈りの 眼をさます
思いと恋と 笹舟に乗せりゃ
思いは沈む 恋は浮く」
*記述*
関西の唄ではないというツッコミ待ちシリーズ。
(動画の写真には演奏中のものがありますが、問題があればお知らせください)
唄は簡単かと思いきや意外と難しいです。私が未熟だからか、声域が広いからか。
お囃子は私が習ったものではなく、「越中五箇山こきりこ唄保存会」の動画を見て真似したものです。踊りの構成は、しで踊り、ささら踊り、手踊りとなっており、掛け声はささら踊りの最中しか掛けないようですが、何故でしょうね。ささら踊りの踊り手が男性なので力強さを強調するためでしょうか。私がすると掛け声が軽くてお粗末になりましたが……。
ちなみに「越中五箇山こきりこ唄保存会」では、「窓のサンサ「も」デデレコデン」と唄われておられるので、それも真似しようと思いました。が、「は」癖が染み付いていて何回も間違えるので諦めました。
日本最古の民謡で、田楽と神楽が融合したものに大道芸人のこきりこの技が混じり、加えて農具から発展した楽器が伴奏に使用されるという独特の芸能です。正直、民謡の域を超えている気がしなくもない。
写真の多くが相倉合掌造り集落です。(菅沼のものはないです、すみません)雰囲気最高、と思った方は是非五箇山へ。車がないと行くのが難しいですが、高岡駅・新高岡駅・城端駅から世界遺産バスが出ています。
*参照*
こきりこ in五箇山麦屋まつり(越中五箇山筑子唄保存会) - YouTube
*試聴(広告)*
民謡の中にも電子音楽化が向いている曲、向いていない曲はあるように思うのですが、この曲は意外とありかなあ、と判断したので。NeoBalladさん、新しい試みをされていらっしゃいますね。
それと八王子ぞうれっしゃ合唱団さんのアレンジも、演劇のバックミュージックのようで良いです。